コンタクトレンズのデメリット
コンタクトレンズはメガネとちがって矯正効果に優れており、強度近視や不同視でも対2 近視治療の選択肢は三種類応可能です。
また、他人からは装着していることがわからず、美容的にも優れています。
ほとんどの人は美容的見地からコンタクトレンズを使用していることでしょう。
しかし、コンタクトレンズには多くの欠点があります。
まずメガネにくらべて装用がやっかいです。
比較的器用な人でも、最初は装用訓練を必要とします。
慣れたあとでも、毎日のつけはずし、手入れに時間を取られてしまいます。
コンタクトレンズは角膜に接触しているので、角膜を外気からさえぎってしまいます。
そのため角膜の酸素濃度が低下し、充血の原因となります。
つけたままにしておくと角膜が障害されるので、決められた時間しか装用できません。
とくにハードレンズはこれらの欠点が強いレンズです。
最近はソフトレンズ、とくに一日や一週間使用の使い捨てレンズが主流となってきています。
1980年頃、角膜の内側の細胞、つまり角膜内皮細胞を調べる検査法が開発されました。
これによると、正常な人の角膜内皮細胞は、一平方ミリメートルあたり約3000個あることがわかりました。
この細胞には角膜の中の水分を前房へ輸送して角膜の透明性を保つはたらきがあり、一定の数以下になると角膜が白く濁ってしまいます。
内皮細胞は外傷、レーザー治療、内眼手術などで減少し、いったん少なくなると元に戻りません。
内皮細胞が少なくなって濁った角膜を治療するには、他人の角膜を移植する角膜移植手術しか方法がないのです。
角膜内皮細胞はふつうの生活をしているかぎり、生涯にわたって一定の数以上を保ちますが、コンタクトレンズの長期装用で減少することがあるので油断なりません。
どうしてコンタクトレンズを長くつけているといけないのでしょうか?
内皮細胞が水やイオンを輸送するには、エネルギーの供給のため酸素が必要です。
酸素透過性の悪いハードコンタクトをつけていると、空気中の酸素が内皮に取り込まれるのを妨げるので、内皮細胞が少しずつ脱落してしまうと考えられます。
酸素透過性がよいとされるコンタクトでも、長期間長時間にわたって装用すれば同じことがおこります。
角膜内皮細胞の減少がコンタクトのもっとも大きな欠点と申せましょう。
メガネではけっしてこのようなことはありませんし、LASIKでも角膜内皮細胞の減少率はごくわずかです。
コンタクトを長期に装用している人は、一度内皮細胞検査を受けることを、おすすめいたします。
コンタクトレンズにより角膜表面に傷がつくことがあります。
軽い障害ならコンタクトをはずすことにより簡単に治りますが、ときには角膜感染などの重篤な合併症をおこすこともあります。
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