眼にいい明るさ
眼にやさしい明るさはどのくらいか、ということは単純な問題ではありません。
人間がまぶしいと感じる明るさは、光として強すぎるということになりますが、
たとえば30分ほど真っ暗闇ですごしたあとでは、ロウソクの光でもまぶしく感じるものです。
これは網膜に備わった暗順応という機能のなせるわざです。
一般的には、暗いところでの雲が眼に悪いといわれてきました。
しかし、明るすぎる環境においては、精神的な落ち着きが得られず、さらに明るいと、眼に障害をきたすこともあります。
光線による障害として代表的なのは、溶接工に多発する電気性眼炎です。
眼科手術の分野でも、手術用顕微鏡の照明が原因で網膜が障害されることがわかっていますので、なるべく暗い照明下で手術をするような取り組みがなされています。
勉強する環境として考えた場合、部屋を暗くしてスポット照明下で勉強するのは、電気の節約にはなるかもしれませんが、眼にやさしい環境ではありません。
網膜の一部ではなく、全体にもある程度の光をあてるようにしましょう。
部屋全体をすこし明るくしたうえ、読書部分の軽いスポット照明を併用するのが、もっとも眼にやさしい照明方法といえます。
スポット照明部分のコントラストが強すぎてもいけません。
その意味では、蛍光灯より調光器のついた白熱灯がよいかもしれません。
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