メガネは矯正が不完全
近視の治療のうちもっとも歴史があるのがメガネです。
球面レンズと円柱レンズの組み合わせで、近視、遠視、乱視を矯正できます。
メガネのよい点は、まずつけはずしが簡単なことにあります。
この点、コンタクトレンズはひじょうにやっかいです。
また度数を簡単に交換できるのもよい点です。
場合によっては、強め、中くらい、弱めと、いろいろな度数を使用目的に合わせて使い分けることもできます。
コンタクトレンズと異なり、眼球と接触しないため、長時間使用しても目を傷つけることがない安全性もメガネのよい点です。
若い間メガネが必要なかった人でも、老眼になると近く用のメガネが必要になるので、誰でも一生のうちに一度はメガネのお世話になるものです。
メガネの欠点のひとつは矯正精度にあります。
メガネは眼のレンズである角膜や水晶体から遠い位置にあるため、遠視用の凸レンズでは像が拡大され、近視用の凹レンズでは像が縮小されます。
また、乱視用の円柱レンズを含め、レンズの度数が強くなればなるほど像のゆがみも強くなります。
いわゆる牛乳瓶の底のような、度の強い近視のメガネでは像が小さくなるため、矯正視力が低下します。
だいたいマイナス10Dを超えるとメガネの矯正効果は低下してきます。
像の大きさに違いが出るため、左右の屈折に一定以上の差のある人(不同視)は、メガネによる完全矯正ができません。
だいたい左右の屈折の差が2D以上あれば不同視の範暗にはいります。乱視の大小とは関係ありません。
不同視はメガネによる矯正がしにくいので、LASIKのよい適応です。
もうひとつの欠点は視野が狭くなることです。
これにはメガネ枠の位置と大きさが関係しています。
遠視用のメガネでは、とくに視野が狭くなります。
度数が強くなれば像の周辺部にひずみが出てくるため、視野が狭くなるとともに視機能も低下します。
メガネによる像のひずみは、ゴルフやビリヤードなどのプレーに影響を与えるかもしれません。
また、メガネはその人の外観や印象を決定づけるので、よかれあしかれ美容的に大きな問題となります。
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