近視とレーシック(LASIK)治療の歴史
近視とは、文字どおり近くがよく見えるのに、遠くはピントが合わずボケる状態のことです。
学校や職場の視力検査で「視力不良」の烙印をおされた人の大多数が近視だと思ってまちがいありません。
日本の近視人口は3000万人以上と推察されており、高校生では生徒の3人に1人はなんらかの矯正が必要な0.3未満の近視です。
また、コンタクトレンズを使用している人は日本に約2200万人いるそうです。
最近、レーザーで近視を治す方法が開発され、注目されています。
近視治療に使用されるエキシマレーザー装置が2000年1月に厚生労働省によって認可されたので、わが国でもこの方法が普及するきざしが見えてきました。
最近まで眼科専門医で近視手術をおこなうドクターはほとんどいませんでした。
この間近視手術を提供していたのは、眼科についての基礎的な知識や近視以外の眼科手術の経験がほとんどないと思われる医師たちです。
全国に診療所のチェーンをつくり、雑誌広告やタクシーちらしなどの宣伝活動によって得た患者を手術してまわります。
そのなかの一部で、眼科専門医なら考えられないような合併症が多発しました。
文句をいおうにも、都合が悪くなったら店をたたんでしまいますので、なかなか尻尾をつかむことができません。
なかには脱税により医師免許を取りあげられた医師もいました。
なぜこのようなことが起こったのでしょう。
わが国では医師免許さえあれば、いつでも何科でも開業することができるのが原因です。
大学を卒業したてでも、○○内科、○○眼科、○○皮膚科と、好きな診療所を出すことが可能な制度です。
友人の眼科医から聞いた話しですが、
わが国からの外国では珍しい近視手術の合併症の英文報告が多い理由をきかれて、
「日本で近視手術をおこなっていたのは、眼科以外の人たちでした」
と説明しても、
「そんなことはありえない。国民が納得しないはず」
と、外国のドクターにはなかなか理解してもらえなかったそうです。
でも、もう心配はいりません。
2000望月の認可以来、エキシマレーザー装置を導入する眼科専門医の施設が相次いでいます。
2002年初めで全国に150施設くらいあります。
あなたが手術を決意されたあかつきには、ぜひとも、まちがえずに眼科専門医の施設を受診するようにしてください。
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