網膜、視神経、外眼筋の働き
網膜:フィルムのような役割をする
強膜の内側に脈絡膜があり、さらに脈絡膜の内側、カメラのフィルムにあたる網膜があります。
網膜は物を見る重要な組織で、その中でいちばん重要な部分は、中央にある黄斑部です。
そこには視力や色を識別する視細胞が密集しています。
周辺部には弱い光をも感じるもう一種類の視細胞があります。
テレビに例えれば、中央はカラーテレビで、周辺部は白黒テレビと、二台を併せ持っていると考えてください。
よく眼底検査といいますが、眼底とは、この網膜の部位をいうのです。
高血圧や糖尿病などのとき、この網膜の血管に病的変化が起こります。
そこで、生活習慣病(成人病)対策として眼底検査が行われるわけです。
視神経と脳
網膜の視細胞は、眼球の後ろ側にある視神経とつながっています。
そして、この視神経は脳(大脳の後頭葉)につながっています。
眼をよくカメラに例えますが、脳と眼の関係を見ますと、カメラはカメラでもテレビ局で使うTVカメラに似ている面もあります。
カメラでいろいろな映像をつかみ、それを操作室に電線(ケーブル)で送っている、この操作室が脳にあたるわけです。そして、ケーブルが視覚路ということになります。
脳の中の視神経交叉に腫瘍などができると、両側の耳側あるいは鼻側の視野の半分が見えなくなり、視索より上に病変があれば両眼とも同じ側の半分が見えなくなります。
したがって、視野検査で両眼の視野の欠け方によって、脳内の病気の部位を想定することができます。
眼筋:眼を動かす
眼球を動かす筋肉を外眼筋といい、片眼に6つ、両眼で21の筋肉があります。
これらの筋肉は、三つの脳神経に支配されていて、脳からの指令により共同運動をして、遠近感や立体視などの両眼視機能を営んでいます。
この外眼筋がなんらかの原因で障害されると、眼の位置(眼位)がずれて、物が二つに見える(複視)ようになります。
この後視は片方の眼をつぶるとなくなります。
これが眼筋麻痺という病気です。
以上、簡単に眼の構造はこんな感じになります。
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